“phubbing”を1627人で調べた研究
2026年9月のJournal of Community Psychology掲載研究は、恋人との対面中に相手がスマートフォンへ注意を向けるpartner phubbingと心理的ウェルビーイングの関連を調べた。対象は18〜35歳の異性愛の若年成人1627人で、女性821人、男性806人、平均年齢21.63歳。便宜抽出による横断調査だった。
partner phubbingの知覚が高いほど、自尊感情が低く、恋愛関係における孤独感が高い傾向が見られた。統計モデルでは自尊感情とromantic lonelinessが関係を媒介した。
スマホが問題なのではなく「注意の意味」が問題になる
同じスマホ操作でも、緊急連絡への返信と、重要な会話中にSNSを見ることでは意味が違う。研究が扱うのは端末そのものの害ではなく、相手から注意を外されたと知覚する対人状況だ。
反対仮説:孤独だからスマホ行動を悪く受け取るのでは
十分あり得る。横断研究では時間の順序を直接確認できない。もともと孤独感が強い人ほど相手の行動を否定的に知覚する可能性や、関係満足度など第三の要因も考えられる。したがって「スマホを見ると自尊心が下がる」と因果で言い切るのは証拠を超える。
実生活で使える理解
安全に持ち帰れるのは「スマホ禁止」ではない。対面中の注意の扱いが、相手には関係性のシグナルとして読まれる可能性があるという理解だ。重要な話では端末を伏せる、急ぎの返信なら一言伝える、といった工夫は研究で効果検証された介入ではないが、問題の中心を端末ではなく注意と解釈に置く。
SOURCE / 原典
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